
カップルがイチャつく意味
好意を感じている相手に対しては、身体も接近させたくなるのが自然な心の動きです。
腕を組む、キスをする、抱き合う。
2人の関係が親密になればなるほど、「接触行動」は増えますよね。
日本人は欧米人に比べて、家庭でも男女間においても、接触行動が少ないほうだとされています。
ただし、最近の若者では、積極的な接触行動が見られるようになってきたのです。
その一つが、町中でところかまわずディープなキスを見せびらかしているカップルたちです。
もはや珍しくはなくなった風景だが、かつては「恥ずかしくないのか?」と憂える人が多かった。
人前でするキスは、自分たちの親密な間柄を周囲に誇示して、お互いの愛を確かめ合っているのだと考えることができます。
逆に言うと、この「公然キス」以前の世代は、そんなことを誇示しなくても愛が確かめ合えたということです。
若者たちは自分たちの交わしている愛情への信頼がいまいちできなくて、より強い愛の証しをお互いに求めている。
それが人前でのキスという形に落ち着いているのではないでしょうか。
さて、人前でのキスが恥ずかしくないのか、という点についてですが。
都会では他人が何をしているかについて無関心な人が多い。
関心をもたれなければ、恥ずかしいなどとは感じないのです。
人前でのキスが恥ずかしいという感覚が薄れてきている原因の一つが、この都会の「無関心」だと言われている。
目立つのを嫌う日本人だが、「みんながやるようになってきた」ということで今後ますます増えていくことでしょう。
女性が髪を触ったりいじったりする意味
話しているうちに、自分の髪の毛をやたらと触りはじめる女性がいます。
また一人でいるとき、枝毛を取るわけでもないのに、いつも髪の毛をなでまわしている女性もいます。
「なくて七癖、あって四十八癖」と言われるように、どんな人にも癖は必ずあります。
そのうち最も多いものの一つが、男女とも、自分の髪の毛に触ったりいじったりすること。
また、髪の毛だけではなく、自分の体のどこかに触るという癖をもつ人は非常に多いです。
とくに女性には、この癖が顕著のようです。
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ストレスを感じている人は、別の人との肌の触れあいによってその不安を和らげようとします。
昨今女性の間でもマッサージが流行っているのはそのためでしょう。
エステティック・サロンも「キレイになる」ということ以外に、ボディマッサージの気持ちよさで癒されるのが心地よいという要素も大きいようです。
しかし、例えば、相手と話している真っ最中には、そのようなことはできない。
そういった場合は、自分の体の部位に触れて、かりそめの安心を得ようとする行動に出ることになる。
イギリスの動物学者デズモンド・モリスはこれを「自己親密性」と呼びました。
人と話しているときに不安を感じると、自分を安心させようという心理が生じる。
これが、しきりに自分の手や顔、髪の毛などに触れるという無意識の行動を引き起こすのです。
話しているときに、よく唇に触れる人もいます。
これも不安を和らげようという「自己親密性」行動の代表的なもの。
触れるだけにあきたらず、さらにエスカレートすると、指や爪をかみ始めることになります。
イギリスの社会心理学者マイケル・アージルの分析によると、腕を組む動作にもいくつかのパターンがあります。
自分で自分を包み込むような動作は、自分を守ろうとする姿勢で、深い悲しみを感じているときなどに見られる。
また、人と話しているときに腕を組むのは、相手に対する防衛意識のあらわれであり、相手との間に距離をおきたいという心理を表わしている。
こうした姿勢をとられてしまったときは、その逆のポーズをとって、相手の警戒を解除するというテクニックもあります。
例えば、腕組みされてしまったときには、こちらは腕を大きく広げて、心を開いていることをアピールする。
特に女性については、オモテに出た警戒や拒絶の姿勢はタテマエにすぎないことがあるため、こちらからホンネを誘い出してやるというテクニックである。
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