一目惚れを誘う心理とは?

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一目惚れを誘う心理とは?

 

「一目惚れ」は、初頭効果が予想以上に作用したとも考えられます。

しかし、「一目惚れ」の心理を説明するならば、「後光放射効果」がうまく作用したと考えたほうが自然です。

後光とは、仏像の後ろに添えてある金色の輪で、仏像からの放射光線、つまり「後光が射す」の後光です。

 

この光があるから、ますます神々しく感じます。

もし、後光が取りはずされたら、その仏像はとても聞の抜げた表情に見えるはずです。

欠点が目立ってくるからです。

 

後光が強烈であればあるほど欠点を隠してしまいます。

「東京大学を首席で卒業し、いまは大蔵省に勤務しています」と、ある人から紹介されると、それだけで、「ワッ、すごい」と目を白黒させて、人格的にもすばらしい男性と(勝手に)思い込む。

後光にまどわされている状態です。

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そうして、とてもハンサムで、性格も優しく、洗練されているなどと錯覚する。

実際の人格は、まったく反対の男性だったとしてもです。

すべてが自分の理想どおりの、すばらしい男性に見える。

 

これが後光放射効果です。

名刺をもらって、肩書きの多さに驚いたことはないでしょうか。

「OO会長」「OA相談役」「OOグループ取締役」など、五つぐらいの肩書きが並んでいる。

 

肩書きを見ただけで、その人の他の特徴までも高く評価し、人格的にも立派な人だと思い込んでしまうものです。

名刺にあるように社会的にはある程度の地位を得た人なのかもしれませんが、人格的に立派なのかどうかはわからないことです。

しかし、一枚の名刺だげで人格的なものをも高く評価してしまう。

 

男性側からすると、看護婦の制服は、後光放射効果といえます。

これは「白衣の天使」の効果です。

「白衣」が後光のように放射して、その看護婦さんのマイナスの部分が見えない。

 

清楚で、かいがいしく世話をしてくれるというイメージだけが思い浮かぶ。

現実社会では、学歴、勤務先、職種などは、後光放射効果の材料として活用されやすいものです。

さらに強烈な材料は、むしろ、ばく然としたつかみどころのない後光です。

 

たとえば、家系や有名人との交友関係です。

「もと公爵の家柄で…」

「映画スターのOOさんとは十年来のつきあいで…」

 

これだけで、相手は、勝手にイメージをふくらませ、「とても素敵な理想の人」と思い込んでしまう。

結婚詐欺の被害者も、まさに後光放射効果によるものです。

こんな事件がありました。

 

男の職業はイギリス空軍のパイロット。

彫りの深い顔立ちで、見かけは外人っぽいのですが、純粋な日本人です。

古着屋でイギリス空軍の制服を買い、女性の前に現われる。


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これだけで後光放射効果は発揮されていますが、さらに、「自分はエリザベス女王の腹違いの妹の子供である」と自己紹介する。

後光放射効果が二重、三重に働いている。

しかも、女性にはなじみのない世界の後光が射すのですから、ますます効果的です。

 

女性からみれば、イギリス空軍のパイロットがどんな生活をしているのか見当もつかない。

エリザベス女王の血筋といっても、雲をつかむような話です。

このような正体不明の、つかみどころのない職業や存在は、相手を肱惑させる効果は高いのです。

 

一つの特徴で、その男のすべてを評価し、すっかり信じてしまう。

借金を申し込まれでも、いま、たまたま持ち合わせがないのだろうなどと、勝手に思い込み、銀行通帳を渡す。

女性による結婚詐欺事件は、地方の一人暮らしの素封家を狙い、ほとんどの財産を手に入れるというものでした。

 

このときも、血筋は、「東京の一流企業の社長の隠し子」でした。

後光が効果的に働いた例ですが、使い方によっては犯罪になるほどの威力を秘めている。

恋愛において、第一印象をよく見せることはとても効果的です。

 

そのための後光効果ですが、逆に、悪い特徴が目立ってしまうと、その人の他のあらゆる特徴も低く評価されます。

現実に、学校で成績のよい者はあらゆる面で高く評価され、成績の悪い者はあらゆる面で低く見られる傾向があるようです。

よくも悪くも、それが人の心理です。

 

一つの目立った特徴が他のマイナス特徴を隠す。

後光放射効果は、初めての出会いで、プラスの第一印象を与えるには抜群の効果があるのです。

 

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