夢が教えてくれたエピソード!

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高校二年生のN君は、クラスの女子全員が自分のことを嫌っていると訴えていました。

女の子のグループの横を通ると、必ず「汚い」とか「醜男」といって笑われるというのです。

彼は高校に入学したころから顔中ににきびができてしまい、毎日鏡とにらめっこをするぐらいそれを気にするようになりました。

 

女の子たちに悪口をいわれるようになったのもそのころからです。

「女の子たちは面と向かって、君をののしるのかい?」と私が尋ねると、そうではなく小声でささやくのだと答えます。

その答えを聞いた、医師は彼の訴えが妄想にすぎないことを直感したそうです。

 

これからご紹介するのはこのN君が体験した事実です。

N君が夢から教わったこと。

それは一体なんなのでしょうか。

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●夢が本当のことを教えてくれる

 

たしかに彼のにきびはひどくて、顔中ぶつぶつです。

でも、彼の容貌はむしろハンサムといったほうがよいくらいで、「醜男」といわれて女の子たちに嫌われるようなタイプではありません。

思春期のころというのは、誰でも自意識が過剰になりやすいものです。

 

他人のちょっとした言動にも敏感に反応し、自分が嫌われているのではないかと思い込んでしまいます。

N君の場合も一種の軽い妄想のように思われる節がありました。

医師から催眠状態の彼に対して、「休み時間に教室にいる夢を見る」という暗示をかけたのです。

 

その晩彼が見た夢は、次のようなものでした。

〈昼休み、僕はトイレから教室に戻ってきました。

入り口の近くで五人の女の子がしゃべっています。

 

「新宿のディスコは安いけどダサイ」という声が聞こえました。

僕はそのそばを通りながら、何か不思議な気がしました。

いったん自分の席につきましたが、もう一度女の子たちの横を通って廊下へ出ていったのです。


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そのときも「今度、六本木に行こうよ」と話しているのが聞こえただけです。

廊下に出ると、その子たちが「N君ってカッコイイよね」といっているのが聞こえてきました。

「えっ」と思って振り返ると、そのなかのひとりと目が合ってしまいました。

 

僕の顔は真っ赤になってしまったのですが、女の子たちは僕に向かって一斉に「かっわいい!」と叫んだのです〉

後日、この夢を報告にきたN君は「こんなの、絶対おかしい」と言いました。

事実と違うというわけです。

 

それに対して私は「むしろ夢のほうが、正しいんじゃないかな」と話しました。

「夢は真実を知っていると思うよ。君は今、にきびのことで神経が過敏になっているから、女の子の話す言葉を悪く受け取ってしまうんだよ。

でも、君の深層心理は女の子の言葉を正確にキャッチしているよ。

 

夢はそれを教えてくれているのではないかな。

今まで女の子たちが、君のことで何かいったことがあるかもしれない。

だけど、それは夢のなかのように好意的なものだったのではないだろうか」と彼にいって聞かせたそうです。

 

そのときの彼は、ただけげんそうな顔をするだけで承服できないといった面持ちでした。

しかし、それからも何回か同じような夢を見させているうちに、自然と納得してくれたようです。

この例のように、夢はその人の過った見方や感じ方を訂正してくれることがあります。

 

N君は《夢を見る》ことによって、自分の妄想から離れることができました。

 

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→睡眠と夢の関係は?

 


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